外部公開用登録フォームを追加しました
ABCメールをご利用頂いているお客様にお声を頂き「外部公開用登録フォーム」を追加しました。
1.使い方
「アドレス登録・解除」のタブをクリックすると 外部公開用登録フォームが表示されるので、選択します。
外部公開用フォームは3種類あるので 用途に合わせて、ご利用ください。
2.外部公開登録フォーム(メールアドレスのみ)
3.外部公開登録フォーム(メールアドレス、名前)
4.外部公開登録フォーム(メールアドレス、名前、備考)
5.登録フォームの埋め込み
最後に
「外部公開用登録フォーム」を使うことによって より一層手軽にメルマガの登録フォームの設置が可能になると思います。
今後とも、ABCメールをよろしくお願いします。
この記事はこの記事はABCメール開発者 山本 が書きました。
メルマガの再送信設定機能を追加しました
ABCメールをご利用頂いているお客様にお声を頂き メルマガの再送信設定機能を追加しました。
使い方
1.メールの選択
一括メール配信履歴を選択した後 再送信したい、メールのタイトルをクリックします。
再送信するメールが表示されます。
2.再送信クリック
内容を確認して、再送信する場合は 「再送信」をクリックします。
3.再送信日時設定
次に再送信設定を行います。 ここで、再送信する日時を設定する事ができます。
最後に
メルマガの再送信設定機能を使うことによって より一層ABCメールのメルマガ配信スタンドとしての 機能を使いこなせるようになると思います。
今後とも、ABCメールをよろしくお願いします。
この記事はこの記事はABCメール開発者 山本 が書きました。
メルマガ配信で「なりすましの可能性」を疑われた時に解決する3つの方法
メルマガ配信をしていてこんな表示見たことないですか?
「このメールはなりすましメールの可能性があります。」
メルマガ配信を行っていて自分の送ったメールにこのような表示が出ているのを見たりしたことはないでしょうか?
ドキッとしますよね。いや、正真正銘、自分が送ったメールなんだけど、このような表示が出ることがあるのです。
今回はメルマガに「このメールはなりすましメールの可能性があります。」という表示が出る仕組みとその解決方法を3点ほど説明し、ABCメールではどのような機能を実装し、解決をしたのかを説明していきます。
なんでこんな表示が出るの?メール配信における認証の仕組み
まず、どのような状況でこんな表示が出るのか、そもそもどこの表示なの?って話なので。。。説明します。
送信元のメールアドレス(ここではメールヘッダの From項目を指す)を test_abcmail@yahoo.co.jp とし、ABCメールのテストメールサーバーから送信したメールを Yahoo!メールで受信した様子です。
「なりすましメールの可能性があります。」この表示の理由ですが、今回の場合でしたらYahoo!メールが受信したメールの送信元メールアドレスをDKIMなどの技術を利用して検証しているからです。
DKIMの詳しい説明は以下の過去の記事を参照。(簡単に言うと電子署名の仕組みを利用して送信元メールアドレスなどのヘッダ情報の改ざんを防止する技術です。)
このDKIMはYahoo!メールですと、Yahoo!メールのサーバーを利用しないと署名ができないために外部のサービスを利用するとこのように「なりすまし」を疑われるわけです。
なりすまし問題を解決する3つの方法とは?
このなりすまし問題を解決する方法は大きく分けて3つあります。
それぞれを見ていきましょう。
1. 外部のサービスを利用しない
そのサービスを使って送信するのが一番かもしれません。
しかし、予約配信、ステップメール、購読解除機能、大量配信などメルマガ配信するために必要な機能が備わっているメールサービスなんてそうそうありません。
また、大量配信という項目は一発でスパム行為と判断されアカウントの停止などされたりしては元も子もありません。
今回のメルマガ配信に関してはこの解は適さないですね。。。
2. 独自ドメインを取得してメルマガを発行する
これが1番いいかもしれません。実際にメール配信システムを手がけている業者さんもこの方法を推奨しています。
例えば、エキスパートメールさんでは、このように独自ドメインの取得を推奨しています。 しかし、一体どれだけの方が独自ドメインの取得、設定をされているでしょうか。
現状、ABCメールのサービスを開始して多くのユーザー様にご利用いただいていますが、半数以上は独自ドメインではなく、Yahoo!メール、Gmailなどのフリーメールを使っています。
○○してください、というのは簡単ですがそれをユーザー様に強いるのはどうかと...
3. 送信元メールアドレスを変換して送信する。
送信元メールアドレスが疑われているのであれば送信元メールアドレスを変換し、電子署名などを用いて「なりすまし」の可能性を排除してメールを送ればいいのでは?
そのためにはメール配信システムに新しい機能を追加しないといけません。
ABCメールでは、できる限りユーザー様にとって簡単で確実な方法を提供したいと考えていますので、3番目の解決方法の実装を行いました。
3-1. 送信元メールアドレスはどんなアドレスに変換するの?
送信元メールアドレスを変換して送信する。と聞いてもピンとこないと思います。
具体例で説明します。
- 送信元メールアドレス test_abcmail@yahoo.co.jp として送信します。
- 送信するメールサーバーのFQDN(サーバー名 説明略)は test.abcmail-pro.xyz です。
- 送信元メールアドレスと送信メールサーバーのFQDNで変換先のメールアドレスが決定します。
今回の場合でしたら test_abcmail_xyz@test.abcmail.xyz になります。
このように英数字以外をアンダーバーに変換してドメイン部分の前につけます。
ABCメールではメールの作成時点で独自ドメイン以外のメールであると判断した際にはこのように変換したメールアドレスをメールの送信元メールアドレスに設定します。
この処理は一括メール、ステップメール等のメール作成時点でABCメールのシステムが自動で処理を行うのでユーザー様は特に何の意識もすることなく普段ご使用のフリーメール等を送信元にすることが可能です。
3-2. さて、うまくいったのでしょうか。検証です。
さて、検証です。このように送信元メールアドレスを変換したメールがどのように表示されるのでしょうか。
結果は以下のように「なりすましメールの可能性があります」ってのは出なくなりました。
あれ?と、ここで疑問が。
送信元メールアドレスを変更したらそのメルマガに対して返信したらどうなるの?
ちゃんとメルマガ送った人に届くの?
ご安心ください。
メールの返信先としてRFC5322 の 3.6.2. Originator Fields にも定められているReply-Toヘッダに本来の送信元メールアドレスを入れてメールを作成します。
各メールソフト等で返信を押すとこのように本来のメールアドレスへ向けてメールを送信します。
送信元アドレスを変更しても Reply-Toヘッダを用いて返信先は従来のまま
おまけ
ABCメールでは各サーバーのドメイン部分をメールアドレスの@以下に設定したメールに対してDKIMの電子署名を行っています。
したがって、フリーメールをお使いの方でも、この変換が機能することにより簡単にメルマガに対してDKIMの導入ができます。(DKIMはそのドメインの所有者による設定が必要なため独自ドメインを用いて送信するより簡単かも?)
デメリットは一つだけあります。
読者様が送信元メールアドレスによりフィルタ処理をしていて特定のボックスに振り分けるなどしている場合は送信元メールアドレスが変わるため再度設定していただく必要があります。
フリーメールを用いたメルマガ配信でも安心 (まとめ)
フリーメールを送信元メールアドレスとしてメルマガ配信をしている方をなやましている「なりすまし問題」の解決方法として 送信元メールアドレスの変換を用いたABCメールの新機能の説明をしてきました。
現在、メルマガ配信されている方だけでなく メルマガ配信したいけど「独自ドメインとか取得するのめんどうだなぁ。」とためらっている方にもオススメできる機能になっています。
このようにABCメールは日々進化しています。メルマガ配信をされている方、メルマガ配信したいなと思っている方 当メール配信システム ABCメール どうでしょうか?
P.S. 2900円のインパクトがでかかったのか多数の申し込み、お問い合わせ頂いてます。
そのため、納品の際の到達確認等で少々お時間をいただくことがございます。
メール配信に関してのご質問やご相談などはいつでも受け付けております。 yamamoto@abcmail.xyz まで お気軽にどうぞ。(基本24時間以内に返信致します)
メルマガ配信スタンド業界最安値に挑戦した男たちの5つの苦労
業界最安値のメルマガ配信スタンドを作ってみた
今回は業界最安値のメルマガ配信スタンドを作ろうとしかきっかけや、なぜそれを実現することができたのか、実現するにあたって苦労したことなんかを記事として書こうと思います。
現在、2900円で専用サーバープランのメルマガ配信スタンド(ABCメール)を提供していますが、実際にサービスをスタートしてみて反響が多く、やはりメールマーケットにおいてメルマガ配信スタンドの値段というのはちょっと高すぎなのでは?という考えがより強まった。
もっと、手軽にメールマーケットに参加できる環境が整備されていくべきだと思います。
なんで、業界最安値のメルマガ配信スタンドを作るの?
大学院卒業後、友人のECサイトの作成、運営を手伝う。
情報系の大学院で情報工学を学び、在学中からネットビジネスをしている友人の手伝いをしていたが、卒業後、本格的に運営などに携わる。その中でECサイトの作成、運営を行っていた。
メルマガ配信スタンドちょっと高くない?
既存のメルマガ配信スタンドを使ってみて
ECサイトの機能として購入者への通知メール、広告メールなどを配信するために様々なメール配信システムを利用した。
コストを抑えるために共用サーバー方式のシステムを利用してメルマガ配信を行っていたが購入者から購入完了メール等が届かない等の苦情が多く、様々な業者のメール配信システムを使用したが改善せず。
迷惑メール判定されるのは他人が原因?
サポートのやり取りを通して共用サーバーだと他の利用者のメールが迷惑メールであると多数の報告を受けると同じサーバーからのメールも迷惑メールであると判定される可能性が高くなるため専用サーバーへの移行を勧められる。
到達率の高いメール配信にはお金がかかる。。。
専用サーバーへの移行によりメールの到達率が上がったがいかんせん値段が高い。
ざらに「あなただけの専用サーバーだから月額1万円なっ。」って言ってくる。
そんなにかかるか?もっと安くすればみんな共用サーバーから卒業して自分専用のメールサーバーを持ってメルマガ等の配信ができるんじゃない?ってことで業界最安の専用サーバー方式のメール配信システムを作ろうと思った。
達成目標「とにかく、安く。ただし、品質は落とさずに。」
じゃあどんな感じのメルマガ配信スタンドを作るのかという話になる。
「安かろう、悪かろう」では、なにも変わらない。ちゃんとした品質でありながら破格の安さ。
これを実現することを目標とした。
具体的な達成目標は以下の通り。この達成目標が大きな苦労になることに。。。
- 業界最安を目標とする
- 高到達率
- 機能は既存のメルマガ配信スタンドに見劣りしない
- ユーザーが直感的に使いやすいインターフェースでの実装
- 申し込みからユーザーにメールサーバー納品までを高速化
これらを軸に研究、設計、作成を行った。
安くて品質の良いメルマガ配信スタンドができた理由と苦労
1. クラウドでリソースの最適化により、業界最安を実現
メルマガ配信において重要なのは早いCPUでも、大容量のメモリでも巨大なストレージでもなく、「1つ1つ独立したIPからのメール配信」であるのは、実際に自分がいろいろなメール配信を行ってきてわかったことであり、みなさんも気がついていることだと思う。
メルマガ配信の特徴として「同時接続してくるユーザー数は少ない」というのがある。 大人気のwebアプリなどは多数のユーザーが接続してくるために負荷分散を行い、その負荷分散を行うサーバーもある程度の性能がないと捌ききれなくなる。 一方、メルマガ配信ではこちらから相手先のメールサーバーに接続は多く行うが接続してくるのは「メルマガ配信を行うユーザー」、「エラーメールを返信してくるメールサーバー」ぐらいなものである。
このことからサーバーの要求性能は高くなく、ユーザーに対して独立したIPでメール配信のサービスを提供することが高到達率のメルマガ配信スタンドの求められることであると考えられる。
そこで、専用サーバー(物理的に1つのサーバー)などを使用するのではなく 最近は安価で利用が可能になったクラウドサービスを利用することにした。 これによって、コストを抑えてユーザーに対して独立したIPを用いたメール配信サービスを提供可能になった。
また、できるだけ多くの人に気軽に良質なメルマガ配信を利用してもらいたいという気持ちからメールアドレス登録数、メール配信数などに一切の制限を設けず 2900円という料金設定にした。
正直、値段設定かなり勉強(苦労)させてもらってます。。。
2. 高到達率のメルマガ配信はお行儀の良さとしつけの繰り返し
高到達率を実現するため、まずは Googleの一括送信ガイドライン を参考にメール配信の機能などを実装した。その一例を挙げると。
などがメール本体で到達率に関連する機能である。機能の解説などは過去記事へ。
また、そのメールを配信するサーバーに関しては配信テストを繰り返し、各配送先のサーバーに対して配信スピードなどを調整し、お行儀のいいメールサーバーの構築を行った。
配送先のサーバーも一定のパラメータで常に受信してくれるわけでもなく、気まぐれロマンチックなところが多く、かなり大変でした。。。
yahooメールさんには勉強(苦労)させて頂きました。。。
3. 様々なメルマガ配信スタンドを利用し機能の取捨選択
メルマガ配信に関して、様々な機能がある。しかし、いまメルマガ配信スタンドで実装されている機能を全て実装していたのではごちゃごちゃし、逆に使いにくくなる。本当に必要な機能をシンプルな操作画面で提供することによってユーザーフレンドリーなシステムができるはずである。
そこで、様々なメルマガ配信スタンドを利用してきて「この機能は必要だよね。」というのを取捨選択し、機能を作りこんだ。
その機能を例えば10個ほどをあげると
- メールの予約配信
- ステップメール(読者登録日から1日目のメール、2日目のメール など読者登録の状況にあわせての配信)
- HTMLメール配信、HTMLエディタの提供
- 宛名差し込み(名前だけでなく、メールアドレス、住所、自由項目など)
- ブラックリスト登録
- CSVによる読者登録、出力
- エラーメールの自動処理
- クリック測定
- 読者検索
- 登録フォーム生成
など。まだ、この他に機能はたくさんあるのがすべての機能一覧に関しては ABCメールの機能一覧を参照していただきたい。
メルマガ配信スタンドいろいろ試すのが一番の苦労かな。。。多かった。
4. 長ったらしいマニュアルが必要ないユーザーインターフェース
既存のメール配信システムなどを利用されている方などに乗り換えをオススメするときに障害となるのは、「また、新しいシステムの使い方をマニュアルとか見て覚えるのめんどくさいんだけど」という面倒臭さがある。
実際に自分も新しいものを導入するときには面倒臭さが勝ってしまいなかなか手が出せないことが多々ある。 そこで、「直感的に使うことのできるユーザーインターフェース」を実現することによって「マニュアルを読み込んでからじゃないと使えない」という面倒臭さを極力排除した。
しかし、これが大きな苦労だった。 機能などの実装はもともと経験も多く、得意な分野であったが「インタフェース」となると、デザインセンスが要求される。 小中高と美術の点数が極めて悪かった身としてはとても頭の痛い問題だった。
最初に作った操作画面は今見返してみても まぁ散々な出来で恥ずかしくなるようなものであったが業界の友人など、多くの人にマニュアルなしでモニターとして使ってもらい、わかりにくいところなどを指摘してもらうという手法でインタフェースの改善に取り組んだ。 これが気の遠くなるような作業でほぼ全部作り替えるぐらいの修正量になったが、文句を言わずに付き合ってくれる多数の人のお陰でなんとか形にすることができた。
自分のデザインセンスの無さに苦労。。。しました。。。
5. 申し込みからサービス提供までを極力自動化することによってすぐにご利用いただけます
新しいサービスを申し込みました。でも、実際に納品するまでちょっと待ってね って言われてしまうと「申し込んだこの気持ちどうしてくれるの!」ということ無いでしょうか? やはり、申し込んだらできるだけすぐに使いたいですよね。
子供の頃、おもちゃ屋でおもちゃを買ってもらって店を出るか出ないかのところで箱から出して遊んじゃうそんな気持ち。わかります。
そこで、お客様が申し込みをされてから実際にメールサーバーを納品するまでの作業をできる限り、自動化することによって提供スピードを向上させました。 しかし、納品前に「きちんと、送ったメールが受信ボックスに到達するのか?」というテストをないがしろにするわけにはいけません。
また、新しいIPを用いてサーバーを構築したのにも関わらず迷惑メールとして判定されたりすることもまれにあるため、それらはキチンと解決し、納品する際には主要なメールサービスにおいて 受信ボックスにキチンと到達することを確認した状態でお届けさせていただいてます。
そのために、少しお時間を頂くことがあります。。。(小声)
最安値は達成できたのか?(検証)
最安値の達成を確認するためにはやはり比較しかないでしょう。
比較対象は各ユーザーに対して専用のIPを割り当てたサーバーを提供しているメルマガ配信スタンドにしぼり比較してみます。
サービス名 | 料金 | 制限事項など |
---|---|---|
ABCメール | 2900円 | 制限なし |
メール商人 | 3800円 | ユニークメールアドレスは1000名まで |
VPS-NEO | 3980円 | ユニークメールアドレスは2500名まで |
ワイメール | 4980円 | 制限なし |
アスメルプラチナ | 5400円 | 制限なし |
MyASP | 6480円 | 制限なし |
センドグリッド | 9480円 | 制限なし |
エキスパートメールPro | 19700円 | 制限なし |
このような結果になりました。制限事項を加えている業者さんの値段に無制限で勝ちたいなという思いがあり、2900円という値段設定にしましたが、ちょっと安すぎた気もしなくはないですね。
いや、今の業界の料金設定がちょっと高すぎるんです。おそらく。
まとめ
なぜ、業界最安値に挑戦し それをどうやって実現したのかを記事にしてみました。
ぜひ、現在メルマガなどメール配信を行っている方で到達率に不満のある方、料金に不満のある方は一度 ABCメールを使用してみてください。
まずは無料で試用から。
メール配信に関してのご質問やご相談などはいつでも受け付けております。 yamamoto@abcmail.xyz まで お気軽にどうぞ。(基本24時間以内に返信致します)
ヘルプ機能を追加しました。
ABCメールにヘルプ機能を追加しました。
お客様により、ABCメールをわかりやすく使っていただくために各ページにヘルプ機能を追加しました。
1.使い方
各ページの上部にヘルプボタンを追加しました。
ヘルプボタンを押すことによって各ページの使い方が表示されます。
2.ヘルプの表示
ヘルプの表示は以下のようにそのヘルプに関係のある部分をハイライトし、説明文を左側に表示されます。
また、説明文の下に表示されているボタンを押すことによってヘルプの移動が可能です。
- スキップ:ヘルプ表示を終了
- 前へ:前のヘルプを表示
- 次へ:次のヘルプを表示
3.最後に
ヘルプ機能を使うことによってより一層深くABCメールのメルマガ配信スタンドとしての機能を使いこなせるようになると思います。
今後とも、ABCメールをよろしくお願いします。
この記事はこの記事はABCメール開発者 山本 が書きました。
意外と知られてないメールの7つの決まり事 -到達率のいいメールの書式設定の話-
前置き
メールの決まり事って言っても「目上の人に対してお疲れ様です。」を言わない、「ちゃんと、冒頭で名乗る」とかそういうことじゃなく。。。
電子メールは1970年ごろに開発されてから色々と仕様をインターネットを作ってきた偉い人達があれやこれやと決めてきました。 その、仕様をちゃんと守ってメールを作りましょうね。という話を書きます。
にも、そのことは明記されています。相変わらずごちゃごちゃと書いていますので、話を抽出すると。
- RFC5322に従ってね
- HTML規格に従ってね
- メールには Message-IDを付けてね
- メールヘッダに Precedence: bulk って付けて一括送信メールって教えてね
- リンク先ページやメールの送信者を隠蔽しないでね
- 本文に関係のある件名を付けてね
- ドメインは正しく書いてね
という感じです。
いつものように一つ一つ見て行きましょう。
書式設定
1. すべてのメッセージは、RFC 5322 に従って書式設定する必要があります。
RFCというのはインターネット上のルールでその5322番目のルールがこのRFC5322です。 RFC 5322 - Internet Message Format これを読んで理解してねというのも投げっぱなしすぎるのでちょっと掻い摘んで。
大体はメール送信サーバーでの話ですが、メールの利用者に関係のある話をしましょう。
それはメールアドレスのルールです。
メールアドレスに使える文字についてみなさんはどのような認識でしょうか。 Gmail では
このように、半角英字、数字、ピリオドが@の前に使えます。
また、yahooメールでは、
このように、半角英数字、アンダーバーが@の前に使えます。
と、メールサービスで使える文字がまちまちだったりして疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
RFC5233的な決まりで行くと、「半角文字でメールアドレスに使えない文字はない」とされています。
- user+mailbox/department=shipping@example.com
- !#$%&'*+-/=?^_`.{|}~@example.com
例えばこんなのもメールアドレスとしては有効なメールアドレスです。RFC的には。
これが、悩みどころでメールアドレスが正しいかを判定する正規表現が複雑になったりするんですが、これはまた別の話です。
2. HTML を使用する場合は、HTML 規格に従います。
HTMLメールを送るときはもちろんHTMLの規格に従わないと行けませんよね。
HTMLってのは結構適当に書いてもなんとなく解釈してくれて表示されたりするのですがその解釈するエンジンなどによって表示が乱れたりします。
また、スパムフィルターにはHTMLの構文が正しくかけているのかを見ることによってスパムメールとする点数をつけたりもするのでちゃんとしたHTMLを書くことが必要ですね。
このようなHTMLの構文チェッカーなんかもあるので利用されてみては?
3. メールには有効な「Message-ID:」ヘッダー欄が必要です。
メールにはどのサーバーからいつ送信されたかなどの情報により世界中でそのメールを特定できるMessage-IDがヘッダに書かれています。
例えば、上記の画像のようなものです。(今日、登録したPtengineのMessage-IDです。)
これを書いてくださいってことなんですが、一般的なMTA(メールサーバーのメールソフト)を使ってるとなんの意識もすることなく付されていることでしょう。
4. メールには、「Precedence: bulk」ヘッダー欄を使用して一括送信メールであることを示す必要があります。
要するに「このメールは一括送信でいろんなユーザーさんに送信してますよー」ってのを受け取り先にお知らせするヘッダです。 これをなぜ設定するのかを少し考えてみました。
Gmailでは1日に何億ものメールを捌いています、その中でメール本文やヘッダ情報をもとに迷惑メールのフィルタルールを動的に設定していると推測されます。
一括送信メールは同じ内容のメール(読者名とか一部違う場合もあるが)を大量に送っています。 スパムメールも同じように同じ内容のメールを大量に送ります。
違うのは一括送信メールは「このメールは一括送信でいろんなユーザーさんに送信してますよー」というのは自然ですが、スパムメールのように「500億当たりました的なメール」はいろんなユーザーに送信してると怪しいと思われてしまうためにこのようなヘッダは使用するはずがありませんね。
このように正しい(読者の望んでいる)一括送信メールと迷惑な(読者の望んでいない)スパムメールとの差別化のためにわざわざヘッダにこのように「一括送信で送ってますよ」と明示させているのではないでしょうか。
これを導入しているところは少なく文献も少ないため推測の域を出ないですが。
5. メールの本当の送信者やメール内のウェブリンクの本当のリンク先ページを隠そうとすると、配信されないことがあります。
転送リンクなどを使用して転送先のURLをメール本文に載せようとしない行為は「怪しい」と思われます。出来る限り、転送リンクなどを使用せずメールを送りましょう。
6. 各メールには、本文の内容に関連した件名を付け、誤解を招くような件名は避けます。
スパムメールなどで目を引く件名にして内容は関係のない文章というのがあると思います。この、件名と内容の不一致というのも迷惑メールの特徴として捉えられ、迷惑メールに判定されてしまいます。
7. 認証ドメイン、エンベロープ From ドメイン、ペイロード From ドメイン、返信先ドメイン、送信者ドメインは、高度に制限された Unicode セキュリティ プロファイルの国際化ドメイン名に関するガイドラインに違反していない必要があります。
ドメイン名は正しく書いてねってことなんですけども、メールの仕組みとしてFromに使うメールアドレスは基本的に制限はなく、適当に設定することも可能です。 でも、実際にメールのやり取りをするためには返信されることを前提に考えるために正しいメールアドレスを設定します。 そこで、Gmailでは正しくないメールアドレスを設定しているメールは迷惑メールとして取り扱うことにしているのでしょう。
書式設定のまとめ
メールの決まりごとをひとつひとつ見ていきました。半分ほどはメールサーバーの話*1で実際に利用者として関係のある部分と言えば
- 正しいHTMLを書きましょう。
- 転送URLはなるべく使わない
- 内容にそった件名をつける
- 送信元のメールアドレスは有効なメールアドレスを設定する
といったところでしょうか。
このように正しい書式でメールを書くことによってGoogleの一括送信ガイドラインを順守し、迷惑メールに誤認識されることのなく高い到達率を実現することができるのではないでしょうか。
おまけ
現在メルマガなどメール配信を行っている方で到達率に不満のある方、料金に不満のある方は一度 ABCメールをご検討ください。
まずは無料で試用から。
この記事はこの記事は ABCメール開発者 山本 が書きました。
メール配信に関してのご質問やご相談などはいつでも受け付けております。 yamamoto@abcmail.xyz まで お気軽にどうぞ。(基本24時間以内に返信致します)
迷惑メール対策で独自ドメインを使ってロリポップでのメール送信にSPF認証を導入してみた
前置き
先日、お客様からの質問で「ABCメール使ってメールを送信しているときは迷惑メールに入らないのに、普段顧客との個別メールとして使っているロリポップのメールが迷惑メールに入る時があるので調べてほしい」と、いうのがあり調べて対応した時のことを書いていきます。
(アドレス情報等の保護のため、モザイク多めです。。。)
調査
まず、メールのヘッダを見ることによってどのような状況なのかを調査しました。
Gmail だと、このようにしてメールヘッダを見ることができます。
この箇所が、
この記事で説明した SPF、DKIM などの認証がしっかりできているかの結果が書かれている箇所です。
このように 「spf=none」となっていますね。これは、SPFの情報が全くないという状況でSPFの対策がされていないことを示します。つまり、「なりすまし対策していない」ということになります。
一方、ABCメールを利用した際のメールヘッダは
このように「spf=pass」となっており、「なりすまし対策ができていて、認証を通過した」という結果です。
今回は、ロリポップからメールを送る際にSPFの認証を通過できるようにしていきます。
対応
SPF認証は、DNSの設定をすることで比較的簡単に導入することができます。見て行きましょう。
今回のお客様は独自ドメインを使用されていました。
ロリポップで独自ドメインを使用されている場合は、ムームードメインで独自ドメインを取得することが多いと思います。
まず、ムームードメインのコントロールパネルで独自ドメインを取得したアカウントでログインします。
ドメイン管理 > ムームーDNS から該当のドメインを選択し、変更をクリックします。
このように設定2の個別にエントリを書くところがあるので、そこに設定を入れていきます。
SPF認証はそのドメインのメールを送るメールサーバーを指定することによって導入できます。
今回は、ロリポップのメールサーバーを使用しますので、ロリポップのメールサーバーのIPアドレスを調べます。
ロリポップでは以下のアドレスからメールサーバーからメールが送られているようです。
- 210.172.144.0/24
- 210.157.22.0/25
- 203.189.109.0/24
- 112.78.119.173
/24 とかはIPアドレスの範囲を指定しているネットマスクと呼ばれるものです。
v=spf1 +ip4:210.172.144.0/24 +ip4:210.157.22.0/25 +ip4:203.189.109.0/24 +ip4:112.78.119.173 ~all
このような文字列にして設定します。
具体的にムームードメインの設定では
- 名前:(空欄)
- 種別:TXT
- 内容:v=spf1 +ip4:210.172.144.0/24 +ip4:210.157.22.0/25 +ip4:203.189.109.0/24 +ip4:112.78.119.173 ~all
- 優先度:(空欄)
以上を記入し、セットアップ情報変更をクリックします。
これで、設定は完了です。
DNSの設定を変更すると、一定時間経過すると世界中のDNSで設定が反映されますので、ちょっとお茶しながらでも待ちます(最大1時間ぐらい?)
その後、もう一度、ロリポップを使ってメールを送ってみます。
このように「spf=pass」と変わっていますね。
これで SPF認証の設定ができました。
めでたし、めでたし。
まとめ
具体的な設定は
- 名前:(空欄)
- 種別:TXT
- 内容:v=spf1 +ip4:210.172.144.0/24 +ip4:210.157.22.0/25 +ip4:203.189.109.0/24 +ip4:112.78.119.173 ~all
- 優先度:(空欄)
でした。
おまけ
現在メルマガなどメール配信を行っている方で到達率に不満のある方、料金に不満のある方は一度 ABCメールをご検討ください。
まずは無料で試用から。
この記事はこの記事は ABCメール開発者 山本 が書きました。
メール配信に関してのご質問やご相談などはいつでも受け付けております。 yamamoto@abcmail.xyz まで お気軽にどうぞ。(基本24時間以内に返信致します)