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到達率のいいメール配信の秘訣は去るものは追わず?

前置き

前回まで3記事ほど Gmailの一括送信ガイドライン に沿って迷惑メールに誤認識されず高い到達率を実現するためのメールの要件について書いてきました。

今回は登録解除についてです。

ある意味、読者登録よりも大事かもしれません。 なぜなら、送信しているメールが読者にとって不要になればすぐに読者が登録解除できることで不必要な迷惑メール報告がなくなる可能性が高いからです。

というのも僕自身色々なメルマガ等に登録をするのですが、そのメルマガが不要になり登録解除したいのに「どこで登録解除できるのか」が明確になっておらず、不本意ながら迷惑メールの報告をすることがあります。

そのような経験みなさんはありませんか?

読者の迷惑メール報告はGmailの迷惑メールフィルタ的には影響が大きいので気をつけたいですね。

恐ろしや。

ということで、「読者に対しては親切な登録解除を提供してGmailでの迷惑メールに誤認識率を下げて到達率を上げましょう」という話です。

それでは具体的にどのような登録解除がいいのでしょうか。

登録解除

これもGmailの一括送信ガイドライン特定電子メールの送信等に関するガイドラインを見ることで読み解くことができます。

結論から言えば「読者がメールもういらんわ って思ったら 秒で解除できるようにして」 ってことになるのですが、具体的に「秒で解除できるようにする」 ってどういうことなのでしょうか。

一括送信ガイドライン - Gmail ヘルプで紹介している Unsubscribing (登録解除) です。

基本項目

ユーザーが次のいずれかの方法でメーリング リストから登録解除できるようにする必要があります。

1. メール本文内の目立つリンクでユーザーを配信停止の確認ページに誘導する(確認以外の入力は求めない)

これは読者がメール本文の読者解除をクリックしてwebページに転送され、ワンクリックで読者解除できるようにしてねってことですね。

ここで気をつけたいのが「目立つリンク」「確認以外の入力は求めない」です。

f:id:mailstand:20141217040738p:plain

上の画像の配信解除のリンクは目立つリンクとは言えないですよね。

しかし、配信解除のリンクを本文の先頭に見出しのようにしてデカデカと掲載するわけにもいかず、「目立つ」っていう線引は難しいですね。(でも、主観ですが半数ぐらいのメルマガには配信解除リンクすら記載されていない場合があります。)

また、リンクを掲載して配信解除のwebページへ転送されても下記のようにログインが必要な状態になっていては読者にとって不親切ですね。

そもそも、もう興味のないサービスのwebページのログインIDとパスワードなんて誰が覚えてるんだよ。迷惑メールボタンポチッ! ってなっちゃいます。

f:id:mailstand:20141217042019p:plain

f:id:mailstand:20141217042455p:plain

下記の画像のメールのようにログインなしに1クリックで読者解除できるのが読者にとって親切ですよね。

f:id:mailstand:20141217042709p:plain

1クリック解除をメールに記載しておくと、誤操作でメールを読者解除してしまうのではないか?という考えが脳裏をよぎりますが、「メール本文を読んでクリックまでする読者」は誤操作で読者解除してしまっても再度、読者登録してくれるに違いありません。

なぜなら、数多あるメールの中からそのメールを最後まで(多くの場合読者解除リンクはメールの最後に記載してある)読んでくれた読者なのだから。

2. メールへの返信で登録解除をリクエストする。

これは、空メールを送ることによって読者解除が完了するような仕組みを導入シてくださいということです。

しかし、大抵の場合、メールの返信先はメールの送信者になります。読者解除をメールの送信者にリクエストするのは筋は通ってますが... いちいち読者から解除リクエストが来て読者リストからリクエストが来た読者を検索して、読者解除... これは骨が折れる。

ということで、システムの出番ですね。 Gmail もこの「List-Unsubscribe ヘッダー」を推奨しています。

推奨項目

Gmail ではユーザーが自動的にメールの配信を停止できるので、次のことを強くおすすめします。

1. メールアドレスや URL を示す「List-Unsubscribe」ヘッダーを提供して、ユーザーが今後の配信を簡単に停止できるようにする(注: 登録解除の代替としてこの方法を使用することはできません)。

また、Gmailが勧めていることとして List-Unsubscribeヘッダー があります。

これを導入することによって例えばGmailではメール画面から直接メール購読の解除が可能になります。しかし、このヘッダーを導入すれば必ず登録解除ボタンが出てくるわけでもないようです。僕が受信しているメールの中に List-Unsubscribeヘッダー を導入しているメールが何通かありましたが、どれも登録解除ボタンは出てきませんでした。

Gmail、メルマガ購読中止の自動化機能を追加 -INTERNET Watch

上記のページにもありますように「確実に信頼できる送信者」でないと購読解除ボタンが有効になりません。そのためか導入率が低いのが現状です。

しかも、これを導入して「読者解除の方法提供してますよ」ってのはやめてねってGmailが言ってるのもなんだかw

迷惑メールとして報告されないために

メールが迷惑メールとして報告されないようにするために、次のこともおすすめします。

1. 送信したメールが何通も返送される場合、そのアドレスのユーザーに対する配信を自動的に停止する。

これはエラーメール処理のことですね。メール配信の基本です。

宛先不明などでメールが返ってきた場合は適切に処理をしないと配信先のメールサーバーに接続拒否などされ、その配信先メールサーバーの他のユーザーに対するメールも送信できなくなります。

例えば、Gmail のエラーメール(宛先不明の Gmail アドレス) を放置して何回も送信していると Gmail から接続拒否され Gmail の他の読者にメールが送信できなくなる。 なんて事になってしまいます。

2. 確認メールをユーザーに定期的に送信する。

読者に対して定期的に購読解除リンクのついているメールを送ることでこれは自然と実現できることになりますね。その際、エラーメールの処理等はお忘れなく。

3. ユーザーが登録している各メーリング リストを含め、関心がなくなったメーリング リストの配信を停止できるようにする。

これも今までの購読解除等を導入することで実現できますね。

転送メール対策

ユーザーが他のアカウントからメールを転送する可能性があるので、次のことをおすすめします。

1. リストに登録しているメールアドレスを明示的に示す。

Gmailを迷惑メールフィルタとして使って携帯メールなどに転送をかけている人も多いのでは無いでしょうか。

そういった人のためにもこのメールはどのメールアドレスに対して送信されているのかを明示したほうがいいですよね。

2. URL によるメーリング リストの配信停止をサポートする(これは、メーリング リストの管理者が、配信を停止するユーザーを「返信先:」アドレスに基づいて判別できない場合に有効です)。

メールを転送している場合、その転送された宛先で空メールを送ることによる読者解除解除を提供していたとしてもそのメールは登録されていないために適切に読者解除できない、場合があります。そのためにもURLによる読者解除が必要になります。

また、空メールによる読者解除も読者ごとの宛先にすることにより、転送メールにも対応することができますね。

Unsubscribing (登録解除) のまとめ

「読者がメールもういらんわ って思ったら 秒で解除できるようにして」に対する答えは 1クリック読者解除が最適解?(List-Unsubscribe で解除ボタンが提供されれば最強) です。

今回はメール配信をする側にとってはちょっと辛い「読者解除」についてでした。

しかし、「去るものは追わず」ということわざがあるように、読者解除を望む人を無理に読者リストに残していても何のメリットもありません。

質の高いコンテンツを提供していくことで、去った人たちもまた戻ってくるでしょう。

そのときのためにも、「読者解除」を適切にすることにより不必要な迷惑メールの報告等が減りお行儀のよいメール配信をしていくことが大事ですね。

おまけ

現在メルマガなどメール配信を行っている方で到達率に不満のある方、料金に不満のある方は一度 ABCメールをご検討ください。

まずは無料で試用から。


この記事はこの記事は ABCメール開発者 山本 が書きました。

メール配信に関してのご質問やご相談などはいつでも受け付けております。 yamamoto@abcmail.xyz まで お気軽にどうぞ。(基本24時間以内に返信致します)

メール配信するとき、ちゃんとオプトインしてますか?悪質な場合は罰則もあるよ。

今回の話は「メール配信をするときに受信者側にちゃんと許可とってメール配信をしていますか?」です。

配信承諾です。

これに違反していると2つのデメリットがあります。

  • 罰則

  • 配信承諾をとってないメールを送信することにより、迷惑メール報告される可能性が高くなり、正しいメール配信であっても迷惑メールであると判定される。

この迷惑メール報告というものがGmailでは尊重され、そのユーザーだけでなく他のユーザーにおいても迷惑メールであると判定される確率があがります。

f:id:mailstand:20141214003251p:plain

このように迷惑メール報告が多数されているメールに対しては以下の様な迷惑メール判定メッセージが表示され、迷惑メール判定されることになります。

このメッセージにはご注意ください。多数のユーザーが同様のメッセージを迷惑メールとして報告しています。」

この表示とともに迷惑メール行きになり、それ以降送信するメールが受信ボックスに登場する可能性は低くなります。

話としては単純で。 「私は、あなたの送るメール(広告など)が読みたいです。どうぞ、メールを送ってきてください。」 という受信者の承諾を得てからメールを送りましょう。

ということです。

紙媒体の場合は、このように厳しいものは無いのですがメールは原価がほとんどかからないものですので厳しい規制になっているようです。

それでは、 「私は、あなたの送るメール(広告など)が読みたいです。」 という受信者の承諾を得るというのは具体的にどのような手続きになるのでしょうか。

登録

配信先リストの各ユーザーに、次のいずれかの方法(オプトイン)でメールを受信するよう選択してもらう必要があります。

  • リストへの登録を要求するメールを使用する。
  • ウェブフォーム上やソフトウェア内で手動でチェックボックスをオンにする。

また、ユーザーをリストに登録する前に、各メールアドレスを確認することをおすすめします。

次のアドレス収集方法は「オプトイン」とは見なされず、おすすめしません。

  • サードパーティから購入したメールアドレス リストを使用する。
  • デフォルトですべてのユーザーを登録するように、ウェブフォーム上やソフトウェア内でチェックボックスを設定する> (ユーザーは明示的にメール配信をオプトアウトする必要がある)。

の2つをまとめると以下のように読者からの配信承諾を得なければならないと書かれています。

  • 読者が自分の意志で登録フォームなどでメールを受け取ることを了承してチェックボックスにチェックを入れる。(デフォルトオフ)

さらに

  • 読者登録のなりすまし等対策として登録されたメールアドレスに対して「本当に送信依頼をしますか?」という旨の通知をすることが推奨されています。(ダブルオプトイン)

反対に以下のようなことは了承を得ているとは言えないとしています。

  • デフォルトでチェックボックスにチェックが入っている。(読者の意思に関係なくチェックが入れられている)(デフォルトオン)
  • 第三者からメールアドレスのリストを入手して使用する(サードパーティメールアドレスリスト)

f:id:mailstand:20141214005123p:plain

デフォルトオンとデフォルトオフの説明図(特定電子メールの送信等に関するガイドライン のPDFから引用)

このように、「読者が自らの手で送信依頼、配信承諾を選択する」という仕組みに意味があるのでメール配信者は読者登録フォームの作成等では気をつけないといけませんね。

配信を望んでいる人にだけメールを配信する。これが、迷惑メールに誤認識させずに到達率を上げる近道なのかもしれませんね。


最後に言葉の説明ですが、配信承諾等の話になると出てくるオプトイン、オプトアウトですが、

  • オプトインとは活動や団体に対して“参加する”とか“加入する”という意味合いを持つ言葉です。 つまり、オプトインとはメールの「送信依頼」と読み替えることができます。

  • 反対にオプトアウトとは“不参加”とか“脱退する”という意味合いになります。 つまり、オプトアウトとはメールの「拒否通知」と読み替えることができます。

おまけ

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なりすまし対策? Gmail で迷惑メールに誤認識されないメールサービスの7つの条件 - その1. 認証編

f:id:mailstand:20141211030850p:plain

前の記事に書ききれなかった Gmail の推奨するメールの送信方法に関して見ていきます。

Authentication & Identification (認証と識別) での Authentication (認証) です。

一括送信ガイドライン - Gmail ヘルプ

Google では、次の操作も推奨しています。

これらに関して見ていくことにしましょう。

概要

前の記事で説明した項目に加えてこれらの推奨される操作をすることにより、Gmailで、迷惑メールに誤認識される可能性がぐんと下がり、受信ボックスへの到達率が上がることでしょう。

前の記事 ではスパムメールを対象としていました。

今回のテーマは「なりすましを見破る方法」です。

前提

なぜ、なりすましが問題になったのでしょうか?

http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201202/3.html#anc03

このようにフィッシングメールなどが問題になり、これを助長していたのは

  • メールは性善説に基いて作られていたものであり、送信元メールアドレスは自己申告制でなりすまし放題
  • フィッシングメールなどは送信元メールアドレスを銀行で使用されているドメイン等にすること(なりすまし)で受信者が「本当に銀行等から来たメールなんだ。」と勘違いしてしまう。

ということでした。

そこで、インターネットのいくつかの団体がメールのなりすましを対策するためにメールに対して認証する仕組みを導入しました。

それが以下に示す

  1. DKIM
  2. SPF
  3. DMARC ポリシー

になります。

Authentication (認証) の解説

Google では、次の操作も推奨しています。

  1. メッセージに DKIM で署名する。
  2. SPF レコードを公開する。
  3. DMARC ポリシーを公開する。

1.メッセージに DKIM で署名する。

口語訳

送信元メールアドレスとかは本当に正しいの?改ざん、なりすまししてない?

解説

DKIMの仕組みは、メール1通1通に対してメールのヘッダ(送信元メールアドレス、件名等)、本文に対して電子署名を付け、それを受信メールサーバー(今回の場合は Gmail) で検証する。

この時、送信元DNSを利用し、送信元メールアドレスのドメイン(xxx@example.comexample.com) に対して電子署名の確認をすることによって、本文等の改ざん、送信元メールアドレスのなりすまし等を防ぎます。

手紙のハナシで例えると

手紙の宛先、本文等に割印などがしてあり、その割印の半分は役所などに保管されていて手紙が届いたら役所まで行って割印の確認をする。

みたいなことです。

http://security.biglobe.ne.jp/spam/img/dkim.gif

DKIMの仕組み(BIGLOBEのサイトから引用)

しかし、電子署名を付けるなどの対応は敷居が高く日本でのDKIM普及率は2014年6月時点で 39.84% *1 と低いです。

2.SPF レコードを公開する。

口語訳

送信元のメールサーバーは本当に正しいの?

解説

SPFの仕組みは、送信元のメールアドレスのドメイン部分のDNSに「このドメインのメールアドレスはこのサーバーから送信される可能性がありますよ」という情報を設定することにより実現します。

受信側のメールサーバーは送信してきたメールアドレスの情報から送信してきたメールサーバーが本当にそのメールアドレスを送信元とするメールを送るサーバーなのかを検証することによってなりすましを防ぎます。

手紙のハナシで例えると

大企業Aは絶対にクロネコヤマトメール便でしか送ってこないはずなのに今回はゆうパックを使ってきた。→ なりすましでは?

ということになります。

http://security.biglobe.ne.jp/spam/img/spf_illust.gif

SPFの仕組み(BIGLOBEのサイトから引用)

SPF は比較的導入が楽なこともあり、 2014年6月時点でのSPF普及率は94.31% *2 と高い普及率を保っています。

3.DMARC ポリシーを公開する。

口語訳

なりすましっぽいメールをどう処理するかを指示してください。

解説

DMARCはDMARCを宣言している送信元メールアドレスのドメインに対して、受信メールサーバーがDKIMSPFに関する認証の結果を通知する為の仕組みです。

また、送信元メールアドレスのドメイン管理者は DMARC を利用することで、受け取ったレポートを元になりすましメールの送信元などを把握します。

そして、送信元メールアドレスのドメイン管理者はSPF DKIMの認証に失敗するメールについて、メールの隔離や受信拒否といった受信時の取り扱いを指示できるため、なりすましメールを受信側のメールサーバーに受け取らせないことができます。

Authentication (認証) のまとめ

まとめると「DNSを使用したメールの認証を導入する」ということになり、その認証の内容は以下のようになります。

  1. 送信元メールアドレス、本文等が正しいことを電子署名により 証明する。
  2. 送信元メールサーバーは本当にその送信元メールアドレスを送信する立場にあるメールサーバーであることを証明する。
  3. 送信元メールアドレスのドメインがなりすましにより、1と2の認証を通過できなかった時にどう処理すればいいのかを示す。

この認証に関しては普及率は上がってきていますが、まだまだDKIMなどは低いです。

この認証を Gmail が定めるガイドラインに沿って行うことが迷惑メールに誤認識されず、受信ボックスへの到達率を上げる近道になることでしょう。


P.S.

前回の記事への反応にもこのようにDKIMを推されている方が。

おまけ

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この記事はこの記事は ABCメール開発者 山本 が書きました。

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*1:出典元:総務省「送信ドメイン認証結果の集計(DKIM)(2014年6月時点)http://www.soumu.go.jp/main_content/000312504.pdf

*2:出典元:総務省「送信ドメイン認証結果の集計(SPF)(2014年6月時点)[http://www.soumu.go.jp/main_content/000312503.pdf

Gmail で迷惑メールに誤認識されないメールサービスの7つの条件 - その1. Authentication & Identification (認証と識別) 識別編

前の記事ではユーザー(受信者)側から重要なメールが迷惑メールに誤認識されない方法を見ていきました。

今回からは送信者側からユーザーに対してメールを配信する際にGmailで迷惑メールに誤認識されない方法を見ていくことにします。

まず、送信者にはメールの送信方法で分けて2通りあります。

  1. 1対1(友人との連絡等)
  2. 1対多(メルマガ、お知らせ、プロモーション等)
1対1(友人との連絡等)

1対1ではフリーメールサービス、企業等で運用しているメールシステムを利用して送るでしょう。 また、1対1でメールをやりとりしているので受信者側も連絡先などに送信者側のメールアドレスを登録していることでしょう。それにより迷惑メールに誤認識されにくくなるはずです。

お試しあれ。

1対多(メルマガ、お知らせ、プロモーション等)

次に1対多のメールですが、1対1でのメールとは違い多数のユーザーに対して送信するためにそれ専用のサービスを利用していると思います。

Gmailでは一括送信と呼び、以下のようなガイドラインを定めています。

このガイドラインを読み解くと迷惑メールに誤認識されにくいメールが送れるようになるでしょう。 Gmail の一括送信ガイドラインには以下のように7項目のガイドラインを定めています。

  1. Authentication & Identification (認証と識別)
  2. Subscription (登録)
  3. Unsubscribing (配信停止)
  4. Format (書式設定)
  5. Delivery (配信)
  6. Third-Party Senders (サードパーティ 送信者)
  7. Affiliate Marketing Programs (アフィリエイト マーケティング プログラム)

それでは、一つ一つ解説していきましょう。

Authentication & Identification (認証と識別) を 認証編と識別編で分けて解説していきます。

Identification (識別) の解説

Gmail で識別されるようにするには、次の点に注意してください。

  1. 一括メール送信に一貫した IP アドレスを使用します。
  2. ドメインをポイントする、メールの送信元の IP アドレスに対する有効な逆引き DNS レコードを保持します。
  3. 一括送信するすべてのメールの「From:」ヘッダーで同じアドレスを使用します。

1. 一括メール送信に一貫した IP アドレスを使用します。

口語訳

一括メール配信をする際にはメールを送信するメールサーバーはずっと同じIP(サーバー)から送信してね。

理由

一般的にスパムメールと呼ばれるメール(1億当たりました的なもの)はウィルス等で感染させた全世界にあるパソコン、サーバーから様々な宛先に送ってます。Gmailでは、一括メールの様な内容が同じメールを色々なサーバーから送信されているのを検出すると「スパムメールでは?」と認識してしまいます。 http://newsmoco.com/wp-content/uploads/2014/12/20141201a.jpg

2. ドメインをポイントする、メールの送信元の IP アドレスに対する有効な逆引き DNS レコードを保持します。

口語訳

メールサーバーにはちゃんと逆引きDNSレコードを設定してね。

理由

これも上記と同じですが、スパムメールを送信させられてるパソコンなどは一般家庭のパソコンなどが大多数です。そのパソコンのグローバルIPには一般的には逆引きDNSレコードは設定されていません。ですので逆引きDNSレコードが設定されていないサーバーからのメールはGmailでは「スパムメールか?」と認識してしまいます。

3. 一括送信するすべてのメールの「From:」ヘッダーで同じアドレスを使用します。

口語訳

一括送信メールを送るときは同じメールアドレスから送信してね。

理由

ここまでの流れで勘のいい方は気がついているかもしれませんね。スパムメールです。スパムメールを送る人は同じメールアドレスを送信元にするでしょうか?しませんよね。(最近流行りのフィッシング詐欺などでなりすましメールの場合は同じメールアドレスを使用しますがこれはなりすましの話でします。) ですので、Gmailでは様々なメールアドレスを送信元としているメールを検出すると「スパムメールか?」と認識してしまいます。

Identification (識別) のまとめ

まとめると以下のようになります。

  1. 色々なIP(サーバー)からメールを送信しない
  2. 送信するサーバーにはDNS(ドメイン)の設定を確実に
  3. 色々なメールアドレスから同じメールを送信しない

こう見ていくとGmailの一括送信ガイドラインスパムメールをフィルタリングするという目的では理に適ってますね。

おまけ

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Gmailの迷惑メールフィルタが厳しくなってるというハナシ

最近、Gmailさんの迷惑メールフィルタが厳しくなってる気がする。

https://lh3.googleusercontent.com/TQVhQ7RRceWuqM2z107TvyJakrqEjo2-iLJfYsMZtus=w338-h472-no

https://lh6.googleusercontent.com/DbSMWQJJK6fgwnfojG7OFzmYI_r4Eg1zUPmQiPCU2IA=w338-h471-no

天下の食べログAKB48からのメールがあっさりと迷惑メール入りとは....。

厳しいというより誤認識か。

Twitterとかを見ていても

  • 取引先とのメールが急に迷惑メール入りする
  • どこどこのサービスが迷惑メール入りした

など、よく目にします。

Gmailは他のメールサービスよりも持ち前の巨大なデータを利用したメール解析等を駆使して迷惑メールだと判定しているのでしょうが。

こういうサービスは間違っているものを正しいと判定(検出漏れ)よりも、 正しいものを間違っていると判定(誤検出)の方がユーザーにとってはストレス高くなる気がするんだけど。

この傾向を見ている限りちょっとでも迷惑メールっぽい文面だったら迷惑メールにして気に入らなかったらユーザーでなんとかしてねって感じなのか。

では、どうすれば迷惑メールに入らないようにできるのか?

ユーザー(受信者)でのハナシ

https://support.google.com/mail/answer/9008?hl=ja

Gmail のヘルプによると。

  1. とりあえず、迷惑メールを解除ボタン押してね。
  2. 相手のメールアドレスを連絡先に登録してね。 → それでも怪しい場合は迷惑メールにするけどね。
  3. フィルタを作成して迷惑メールにしないってしてね。

2番目は連絡先に指定してるんだから絶対に迷惑メールにしないでよ!って思うんですけど、メールというサービスはなりすましとか簡単にできるからそれだけで迷惑メール判定から外すことはできないんだろうなぁ。と。

Gmail 的にはGmailが設定しているいろいろなチェック項目を乗り越えてきて初めて受信ボックスに入れてあげるよというスタンスのようです。

こんな プライドが高い Gmail は攻略することなんてできるんでしょうか。

挑戦です。

おまけ

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